作る喜びが支えとなる

エンジニアとして仕事をしていて楽しいと感じるときはさまざまです。エンジニアは納期が迫ってくると多忙になりますが、その中で上手にタスク管理をして仕事に優先順位をつけていきます。顧客からの要望でシステムなどを作っている場合は、相手企業の都合で突然の仕様変更が発生するなど、時には理不尽な要求を突きつけられて悩んでしまうことも少なくありません。

そんな中でも、やりがいや面白さを感じる時というのはあります。自分が開発したシステムが要求通りに動いたときはとても快感です。公共のシステムであれば、それが町中のいたる所で使われることもあります。そのような光景に出会った時に大きな達成感とやりがいを感じるのです。

また、システムの完成までには何度も顧客とのヒアリングやミーティングを繰り返します。システムが完成して、無事に稼働した時にはこうして長くやり取りをしてきた顧客からとても感謝されます。満足度が高ければ次回の案件にも繋がります。システム開発はプロジェクトチーム単位で行い、数ヶ月から数年単位でチームメンバーと苦労しながらひとつのものを作り上げるのが一般的です。プロジェクトの開発手法はウォーターフォール開発やアジャイル開発などが採用され(※それぞれの開発手法の特徴や違い、メリットなどはこちらで確認できます)、長い期間を経るからこそときには問題も生じますが、それをチームメンバーで乗り越えて無事に遂行した暁には、メンバーの間に一体感と強い絆が生まれます。

エンジニアとしてのやりがいや面白さは人によって違うかもしれませんが、誰もが感じるのは何もない状態からチームで協力して大きなものを作り上げる達成感と自分の作ったものが世の中の役に立っているという充実感ではないでしょうか。